成人向け漫画のバナー広告が嫌になったぞ!

タイトル通りだが、成人向け漫画のバナー広告が嫌になってしまった。

筆者が成人向け作品が苦手というわけではない。

むしろ仕事柄よく見るから耐性もあるし、オッこれはいいなと思うことだってある。

それなのに、である。 \ナンテコッター/

 

さて、問題のバナー広告たちだが、成人向け修正はばっちりされている。

その手の業界の人間曰く、コンビニで売っている成人向け漫画が商業誌の現状いけるラインだそうなので、露出した胸部を覆っている点では雑誌以上の規制だ。

しかし人が動いたり続きの場面が展開されることにより、「あ、成人向け行為してますな~」となる。

最近これが多すぎるように感じる。これでいいのだろうか。

 

成人向けの、例えば漫画だが、コンビニに陳列されているものや、ネットで展示されているものなども、ある程度ゾーニングはできていると思う。

ほしいと思わなければ、目の前に入ることがなかったり、一瞬で通りすぎていく。

しかし今回のバナー広告はどうだろう。

確かに、うわっ!と思ったら端末の画面をスクロールすれば見えなくなるかもしれない。

けど、実店舗に置いているものより、高頻度で遭遇してしまう。

最近児ポ青少年保護育成条例などがニュースで議論を呼ぶことが多いが、どうして思わず目を逸らしてしまいそうな過激な作品の広告は規制されないのだろう。

 

具体的な例をあげる。

父子で近親相姦をしていて子供である娘はボロボロになってしまい…といった漫画と、少年たちに襲われている妙齢の女性の漫画、女子高生が中年男性にレイプされる漫画を最近よく見かける。

以前は2人の少女が遊郭に売られ、過酷な環境の中で生き、そして死ぬ、みたいな漫画もよく出ていた。

別に発表されるのは問題ないし、そういう作品を見て、考えたり感動したりする人がいるのだって問題ない。

筆者自身、その作品を最後までしっかり見れば、感動したり、考えたり、すごいと思ったり…と、なにかしら影響を受けるはずだ。

それに表現の自由は守られるべきだ。

しかし「人を選ぶ内容の、本来規制が入りかねない内容」が万人が高頻度で見てしまう、見せられてしまう環境はダメだと思う。

先述した業界の人間曰く、最近では未成年相手に性行為等に至っているような漫画は出しづらいし危険な雰囲気があるそうなのにも関わらず、なぜこのような広告がのさばっているのか理解できない。

それに結果的に、実は良作なのにバナー広告で極端なシーンを抜き出されたがためにヘイトがたまり、見られなくなる可能性はなくはないだろうか?

 

とはいっても、作品の善し悪しを法で縛ったり、国やらなんやらの監査が入ると、表現の自由や創作活動が停滞してしまったり、普通とはなにか?などの哲学や倫理の問題にまで延々と繋がるので、すぐ規制しろ!とは言えないのだが、なにかしらルールは設けるべきであると思う。

それに広告は会社の収入源だし、なくしてしまうとどこかの会社の経営がきつくなるかもしれない。

難しいね。

 

先日、筆者の母が携帯を見ていると、「うわー」と声をあげた。

どうしたと尋ねると、「エロ漫画の広告が鬱陶しい、何回も出てくる」と返ってきた。

成人向け漫画のバナーを出すときは、どうか、その広告がネット慣れかつサブカル慣れしていて、成人向けものにも耐性のある人間以外もネット利用していることを忘れないでほしい。

とりあえず、今度どこか対応してくれる期間に著者は通報しようと思う。